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カタログの種類

CHARACTER MARKETING

カタログにはどんな種類がある?
ターゲット別、使用シーン別に解説!

カタログの種類

一口にカタログといっても、ターゲットや使用シーン、用途はさまざまです。自社の目的に沿った内容や仕様を意識して制作を進める必要があるでしょう。本記事では、カタログの種類について、ターゲット・目的の2つの切り口から解説します。自社のカタログの位置付けを整理する際のヒントにしてみてください。

ターゲット別・カタログの種類

カタログ制作において、最初に整理すべきはターゲットです。詳細なターゲット像を作成する前に、まずは「BtoB」か「BtoC」かを明確にしましょう。同じ商品でも、2つのターゲットが求める情報、デザイン、動線は大きく異なるため、初期段階で認識を擦り合わせておく必要があります。本章では、2つのターゲットの違いについて詳しく紹介します。

1「BtoB」カタログ

「Business to Business」の略称で、対企業、つまり、法人顧客相手のビジネスを意味します。具体的には、オフィス向け機器やバックオフィスシステム、事務用品の通販サービスなどが「BtoB」に該当します。商品やサービスが法人向けであれば、当然作成すべきカタログも「BtoB」を意識する必要があるでしょう。

2「BtoC」カタログ

「Business to Customer」の略称で、個人ユーザー相手のビジネスを意味します。「BtoB」企業は、飲食店や商業施設、雑貨店や洋品店など、多様な業種が挙げられます。カタログにおいて、toB向けとされるものは、ユーザーが商品を比較検討し、そのまま注文できるスキームのものが多く、「欲しい」と思わせる情報設計やデザインが重要です。

使用シーン別・カタログの種類

カタログの使用シーンには、大きく分けて「①設置型」「②展示会型」「③営業ツール型」「④通販型」の4つがあります。本章では、4つの違いと特徴を紹介します。

1設置型

既存顧客のオフィスなどに設置してもらい、必要な時に必要な商品を探し、都度オーダーしてもらうためのカタログです。設置型のカタログは一般的に「総合カタログ」とも呼ばれ、自社の商品やサービスを包括的に掲載しています。設置型カタログのメリットは、すでに取引している法人に対して継続的な注文を誘発したり、発注・納品を通して商品のメンテナンスを提案するなど、細やかなサポートのきっかけづくりができる点にあります。競合との差別化を図るため、検索性と網羅性、手に取りたくなるデザインなどが制作のポイントとなるでしょう。

ターゲット 既存顧客
使用シーン 工場に常備し、パーツなどを必要に応じて検索、注文する。

2展示会型

展示会など、これまで接点のなかった顧客に対して、商品やサービスの概要や特徴を端的にプレゼンするためのカタログです。自社に興味を持ってくれた企業に直接アピールするための強いキャッチコピーや魅力的なビジュアルなど、クリエイティブな要素はもちろん、担当者が自社に持ち帰った際に検討できる、スペックや価格などの情報整理も重要です。また、「持ち帰りやすさ」のような仕様面での工夫も求められるでしょう。

ターゲット 展示会や商談会に来場する見込み顧客
使用シーン DXの展示会から持ち帰ったカタログで、バックオフィスシステムを比較検討。上司と相談して、導入したい企業に問い合わせる。

3営業ツール型

営業担当者が小売店で営業する際、商品の特徴や魅力を端的にアピールし、発注につなげるためのツールです。訴求するポイントは展示会型に近いものの、営業活動型のカタログは商品単品で作成することが多く、単体では商品パンフレットとして活用し、ジャンルごとにまとめてファイリングすることでカタログ的に活用できます。顧客の仕入れ状況、売れ行きなど、個別のケースに合わせてニーズのありそうな商品をピックアップして使えるため、運用しやすいのが魅力です。

ターゲット 既存顧客や新規の営業先
使用シーン 小売店がメーカーの営業担当者から渡された個別リーフレットを見て、売れそうな新商品を発注する。

4通販型

商品やサービスを閲覧し、そのまま注文できる、「BtoC」(対個人向け)のカタログを指します。近年は、WEBから商品を注文した顧客にカタログを配送するケースが多く、紙のカタログ単品で注文を完結するケースは減っています。そのため、いかにWEBと連動させて注文までの動線をスムーズにするのかが、通販カタログのカギとなるでしょう。一方で、リアルな店舗に設置する紙のカタログは、仕様にこだわり、紙ならではのコンテンツを入れて特別感を出すことで、ブランドのファンづくりや認知拡大にも役立ちます。

ターゲット 個人の潜在顧客・見込み顧・顧客
使用シーン 郵送されたカタログを手元で閲覧したのち、欲しい商品をはがきやWEBで注文する。

カタログの仕様の違い

ターゲットや目的、使用シーンを整理できたら、カタログの仕様を検討しましょう。本章では、紙のカタログ、WEBのカタログそれぞれの仕様について解説します。

1紙カタログの仕様

ブランディングの目的をはらんだ紙カタログは、綴じ方や印刷にもこだわって作成するのがおすすめです。一般的な綴じ方や印刷方法には以下のようなものがあります。

1中綴じと無線綴じ

中綴じ印刷は、一枚の紙を重ね、中央を針金で綴じた冊子製法です。見開きページを180度開ける点や、仕上がりがより薄くなる点が特徴で、携帯性を考慮したい展示会型や営業ツール型のカタログに向いています。
一方、無線綴じとは、1Pサイズの紙を重ね、背の部分をのりで固めて冊子にする製法を指します。無線綴じは厚みのある冊子に向き、中綴じの冊子よりも強度があるため、設置型カタログのように、ボリュームがあり、長く使用されるカタログに向いています。

中綴じのメリット

見開きが180度開ける・仕上がりが薄くなる

無線綴じのメリット

ページ数が多い冊子に適しており、強度がある

2オフセット印刷とオンデマンド印刷

「オフセット」とは「付けてから離す」という意味を持ち、版に乗せたインクをブランケットと呼ばれるゴム版に転写してから紙に印刷する手法です。オフセット印刷は小さな文字や図面もにじみにくく、より高解像度で美しく印刷したい印刷物に向きます。
一方、オンデマンド印刷は版を使わず、データを元にデジタル印刷機で直接紙にトナーを定着させる印刷手法を指します。オンデマンド印刷では版を作らないため、少数印刷でもコストが上がらず、スピーディに印刷できるのが魅力です。季節商品など、使用期間が短く、配布部数が少ないカタログに向いています。

オフセット印刷のメリット

高解像度で美しく印刷できる

オンデマンド印刷のメリット

少部数、少量の印刷に向き、
スピーディに対応できる

2WEBカタログの仕様

ブランディングの目的をはらんだ紙カタログは、綴じ方WEBカタログとは一般的に、インターネット回線を使用してWEBブラウザ経由で閲覧するタイプのカタログを指します。しかし、まれに、カタログの体裁で作られたPDFファイルをWEBカタログと呼ぶこともあります。ここでは、WEBブラウザで閲覧するWEBカタログと、PDFで閲覧するWEBカタログの違いについて見ていきましょう。や印刷にもこだわって作成するのがおすすめです。一般的な綴じ方や印刷方法には以下のようなものがあります。

WEBブラウザカタログとPDFカタログ

インターネット環境で閲覧できるカタログは、ネット回線でスピーディに閲覧できるほか、検索窓で目的の商品ページに飛べたり、商品ページに動画やURLをつけて情報をリッチにできる点が魅力です。
一方、 PDFはファイルをダウンロードして閲覧する必要があり、端末内の容量を圧迫するほか、「縦スクロールでしか見られない」「ページを飛ばしたり検索することができない」などのデメリットがあります。ただし、一度ダウンロードしてしまえばインターネットがつながらない場所でも閲覧できる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

WEBブラウザで閲覧する
カタログのメリット

スピーディに閲覧できて検索性が高いほか、動画・URLがつけられるなど、ユーザビリティが高い。

PDFで閲覧するカタログ

インターネット環境がない場所でも閲覧できる。

【まとめ】カタログ制作はターゲットと使用シーンの設定から!

カタログ制作では、初期段階で「誰が」「どんな場面で使用するのか」を明確にすることが大切です。自社のカタログの目的に沿って、構成や仕様、デザインを進めましょう。
カタログパートナーでは、カタログの企画・構成からデザイン、印刷、WEBカタログ化まで、全ての工程をワンストップでご相談いただけます。カタログについてのお悩みはお気軽にご相談ください。

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